出産後の入院中、早速、授乳の難しさという壁にぶち当たりました。
長時間、おっぱいを吸わせたはずなのに、ベビースケールに赤ちゃんを載せて計測してみると、まさかの増減0g。つまり、全く授乳できていませんでした。
そんなことが数日続き、心が折れそうでしたが、退院時には1回の授乳で100g飲んでもらえるようになりました。
母乳が出ないと悩んでいるママのお役に立てれば幸いです。
結論!メデラ「コンタクトニップルシールド」
結論から言います。このニップルシールド(乳頭保護器)を使用することで解決することができました。
授乳に四苦八苦していた私に、看護師さんがこのメデラのニップルシールドの使用を進めてくれたことがきっかけで母乳育児が軌道に乗り始め、徐々に母乳の量も増えていき、最終的には、完全母乳で退院することができました。
注意!サイズ選びが重要!SサイズLサイズでは母乳は出なかった
幸い、病院にS・M・Lサイズ全てのサイズのメデラのニップルシールドと、ピジョンのニップルシールドが用意されていました。
しかし、はじめはサイズや種類があることに気づかず、適当に選んで授乳したところ、全然上手くいきませんでした。そこで、サイズやブランドに違いがあると気付いてからは、1種類ずつ全て試して、授乳後にベビースケールで授乳量を確認することにしました。
すると、私の場合は、ダントツでメデラのMサイズだったのです。
それからは、メデラのMサイズのニップルシールドを選んで授乳したところ、順調に赤ちゃんが飲んでくれる母乳量が増えて、退院時には100mlまで増えて、ミルクを足すこともなくなりました。
そうなると、退院前にはメデラのニップルシールドをAmazonでぽちぽちと3セットも購入してしまいました。
メデラのニップルシールドはいつまで?新生児期間とちょっとで卒業
メデラのニップルシールドにいつまでお世話になったかというと、1カ月半くらいの間です。
それ以降は、赤ちゃんもそれを使わずにそのまま飲めるようになりました。
むしろ、つけると感触が違うからか、次第に嫌がるようになってしまいました。
+α|妊娠中からたんぽぽ茶を飲みました
ノンカフェインで母乳育児にいいという口コミを見て、妊娠中から普段のお茶をこのたんぽぽ茶に切り替えました。
たんぽぽ茶には、母乳の質を良くしたり、分泌を促す効果があるそうです。
Amazonの口コミでは、産後のママからのレビューも多く、悩んでいた母乳量が増えたという内容の口コミが目立ちました。
私は、出産バッグにもたんぽぽ茶を入れていて、入院中も飲めるようにしていました。
産後すぐからたんぽぽ茶の効果はあったのか?
入院中などの緊張状態が続く産後すぐの体には温かいお茶というだけでもほっと一息つけたので、持参してよかったと思っています。
ただ、前述したように、産後すぐの授乳にはかなり苦戦をしていたので、産後すぐから安定した母乳量に効果があったとは言えませんが、赤ちゃんにうまく吸ってもらえなかったものの、手で搾乳するとちゃんと母乳は出ていたので、多少なりとも効果はあったのだと思います。
また、母乳の開通自体は、妊娠後期の助産師さんに母乳マッサージをしてもらった際に乳汁が出てびっくりしました。
コロナ流行期の乳腺炎の時にもたんぽぽ茶が◎
すっかり、母乳育児も軌道に乗った産後半年ごろに乳腺炎に初めてなりました。
この頃には母乳量も安定していると思っていたので、たんぽぽ茶を飲むことを疎かにしてしまっていました。
乳腺炎の時の母乳は、噂通り少し黄色がかっていて、なんだか少しどろっとしているような感じがしました。
高熱でしんどくて、服が当たるだけで痛すぎる乳腺炎で藁にも縋りたい状態の時に、再びたんぽぽ茶のお世話になりました。
母乳の質を良くすると言われるたんぽぽ茶。
赤ちゃんに母乳を吸ってもらうのが良いという乳腺炎。
コロナが流行しているし、できれば自力で対応したいという思惑が働き、たんぽぽ茶を飲めば、代謝が上がり乳腺の詰まりに効果があるのではないかと思いたんぽぽ茶で水分補給をしました。
もちろん、たんぽぽ茶のおかげで、乳腺炎が治った!と断言はできませんが、病院や助産院にかかる事なく私の乳腺炎は事なきを得ました。
完全母乳育児のデメリット|完母にするなと当時の私に伝えたい
母乳を出すのに一生懸命でしたが、今の私は当時の私に「完母にしないほうがいいよ。混合にしたほうがいいよ。そんなに頑張るな。」と伝えたいです。
母乳育児を色々な方面から推奨されますが、当時の私は完母のデメリットを知りませんでした。
完母のデメリットを知っていればと後悔するほど、完母はしんどいです。
離乳食が進まない
おっぱいが大好きすぎて、離乳食を好まないことは完母の赤ちゃんあるあるらしいです。
ですが、一生懸命作った離乳食を全力で拒否されるのは本当に精神的なダメージが大きいです。
乳製品アレルギーを発症した
これが一番大きな後悔の要因です。
これも完母の赤ちゃんに多いらしいです。
アレルギーを起こしやすい食品は、早期から口にした方がアレルギーを予防できるという考え方が現在は主流だそうで、新生児期にはミルクが飲めていたので、あのまま飲ませていたら乳製品アレルギーにはならなかったのかもという思いが拭えません。
赤ちゃんを預けれない
完母で、さらに哺乳瓶拒否で搾乳もダメだった場合、誰にも赤ちゃんを預けることができません。
一人の時間がほとんどなく、リフレッシュすることができなかったのでとても辛かったです。
1年後には悪者扱いされることもある
一生懸命がんんばって母乳を軌道にのせても、一年も立たずに、おっぱいを減らすことを考えるようになりました。
「離乳食を食べないのは、母乳を飲ませすぎてるからだ」と逆に、授乳が悪いことのようになるのも辛いです。
おっぱいへの執着が強く、卒乳が大変になる
赤ちゃんはおっぱいが大好きすぎて、とにかく困ります。
1歳を過ぎる頃には、自我が目覚めているので「おっぱいをちょうだい!」とギャン泣きされて悩みの種になります。
卒乳する方法を間違えたら、心の傷になってやさぐれてしまうのではないかと心配しています。
だったら、初めから記憶にない方が、心穏やかに成長できるのではないかとも思います。