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◆子供の時に欲しかった夢のボタン「Pechat(ペチャット)」4990円 第1話

8月25日のハンドメイドなアニバーサリーアクセサリーはこちら。3つの淡いカラフルな台形の木片を組み合わせたバレッタ・ヘアクリップ。

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思い入れが強いおすすめアイテムなので前置きが長くなります…

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子供時代の思い出と気持ち

お気に入りのおもちゃの思い出と動くおもちゃが欲しかった

子供の時を思い出して欲しい。「トイストーリー」のようにお気に入りのおもちゃを持っていなかっただろうか?

私は、白いペルシャ猫のぬいぐるみが大のお気に入りだった。

きっかけは5歳だっと記憶しているのだけど、当時の私はペットが飼いたくてしょうがなかった。でも、それを両親は許してくれなくて悶々とした日々を送っていた。

ある日、父が東京に出張に行くという。

幼い記憶でも東京は煌びやかな大都会のイメージだった。時代の寵児、バブリーなジュリアナ東京のお立ち台で踊るイケイケキラキラ女子が連日、テレビ番組に写っていた気がする。

キラキラ女子たちはとても美しく、イキイキとしていたのでまるで舞踏会のように私の目には写っていたことと、とにかく「とうきょう」はすごい場所らしいということの認識はあった。

「きっとなんでもあるところなんだ。」そう思って父にお土産をおねだりした。

当時、CMで流れていた「動く(話す)猫のおもちゃ」を切願したのだった。

しかし、父が買ってきてくれたのは「動かない猫のぬいぐるみ」だった。少しがっかりはしたのだけれど、「とうきょう」産というブランド性、真っ白なペルシャ猫という田舎にはいない高級感のあるその子に、私はイチコロになった。

イメージ

平等の子育て論の理不尽さと特別感のギャップ

雪のように白い」という風貌から、祖母と「ゆきちゃん」という名前をつけたのを覚えている。

そして、何よりも嬉しかったことは父が私にだけ「ゆきちゃん」を買ってきてくれたことだった。おっちょこちょいの父にはうまく要望は伝わっていなかったのかもしれないが、「私にだけ」買ってきてくれたという特別感が他のお土産そっちのけで嬉しかったのを覚えている。

私は中子なので、「平等」「分け隔てない」という両親の子育て論の理不尽さの被害にあってきた。姉に対しては「妹なんだから我慢しなさい」と言われ、妹に対しては「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい」と諭され、優先的に扱ってもらった記憶がほとんどない。これはきっと中子あるあるで共感してくれる人も少なくないことだと思う。

優先的、特別に扱ってもらえない上にちょっと自己主張を試みると姉妹分け隔てない「平等」だの「協調性」だのという家族ルールにムッとすることが多かった。

そんな悶々とした子供時代に父が「お前にだけ」だとお土産の「ゆきちゃん」を差し出してくれた。「私にだけ」という特別感が、可愛いペルシャ猫のぬいぐるみ「ゆきちゃん」をより一層魅力的に感じさせてくれたのは間違い無いだろう。

動かないおもちゃに夢見たこと

その日から、毎日、ゆきちゃんと一緒に遊んだ。いつでもどこでも手放さなかったので真っ白だったゆきちゃんは、なんだかすぐに薄汚れてしまって決して洗練された東京っぽいペルシャ猫ではなくなってしまった。それでも、ゆきちゃんはゆきちゃんだった。

次回に続く…

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