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◆「野心のすすめ(林真理子さん著)」を拝読して覚えた苛立ち 第4話 

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前回「第1話」「第2話」「第3話」の続き

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林真理子さんの野心と毒舌と自慢話

31歳で直木賞受賞とファーストクラス自慢

当たり前のだが、私は林真理子さんに大きく遅れを取っている

彼女はこの本によれば、林真理子さんは31歳で直木賞受賞し人生初のファーストクラスを経験したそうだ。

また、エルメスのバーキンを買ったのは32歳で、しかも、「真っ赤な巨大バーキンなど、合わせて3つも」、その上、「ケリーバッグも一緒に」だそうだ。

すごく苛立ちを感じる。焦りとも言えるだろう。

私は足元にも及ばず、「尾に集る蝿」にすらなれていない。

焚き付けられる嫌味な揶揄

この本の中には読者をぶった切るような嫌味な揶揄がたくさん出てくる。

おれはー、あたしはー、ヤンキーとして生きていきます!

という強い覚悟があるなら、ヤンキーのムラ社会で早々に結婚し、誰にも読めない無謀な当て字の名前をつけた子供を育て、一生ヤンキーの暮らしをしていくことができるでしょう。

もはや、ヤンキーを敵に回す勢いだ。「おれ」「あたし」と平仮名で表現することで頭の悪さを罵り、キラキラネームをつけた子供もその「ムラ社会」という「井の中の蛙」状態だと言わんばかりの言い回しだ。

「自分たちが読めればそれでいい」というようなヤンキー独自の自己満足の世界の中だけで生きているという意味だろう。

どんなに美人ママであっても、ママチャリ ー子供を前後にもせることができる自転車ですねーに乗って髪を振り乱している姿は、お世辞にも美しい姿とは言えません

少なくとも、他人から見て羨ましい姿とは言えないでしょう。

「あくまでもイメージ像」と注意書きしながらも。これを読んだママ読者からは悲痛な叫びが上がってきそうである。こう記しながらも、現代の格差社会の現実の厳しさに触れている。「条件が揃わなければ」これが現実なのだから仕方がない。

こうして、八方塞がりの女性たちの現状を表現しており、こういった部分に「私のこと言ってる」とグサりときた人も少なくないだろう。この彼女が置いたハードルに彼女のことが嫌いになりそうになる。

遠回しに、若者には「そんな大人の女性になりたいですか?」と厳しい現実への注意喚起を、すでに不遇なママには「その世界から抜け出しだくないですか?」と不満を噴出させているようである。

話は逸れるが、昔、花魁は男に言って欲しいこと、やって欲しいことを男自身に自らそうさせることができたのだそう。「手練手管」というやつだ。

この本がそういう仕掛けになっていることは今回読んで初めて気づいた。

数年前、読解力に乏しかった私は林真理子さんのことを「なんだかいけ好かないおばさん」と思って読み流していたようだ。

少なくとの改めて読むまではそういうイメージでこの本のことを記憶していた。

反骨心を煽ってやる気スイッチをオン

この本を読むのは早ければ早い方がいいと思う。

夢見る夢子ちゃんな中学生が見ても他人事だと思って読み流すと思うけれども、将来の進路を考え始めた高校生や就活生には、反骨心を煽る効果があるように思う。

現実的な考え方を持ち始めた頃合いに自分の娘にもさっと差し出したい。差し入れてくれた母、ありがとう。

次回に続く…

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