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◆東京でうまく生きている人々 後編

6月30日のアニバーサリーアクセサリーはこちら。赤い炎よりも青い炎の方が暑いらしトゲトゲチクリンなハンドメイドリング。

■Anniv.))6月30日 ring■「自己犠牲の価値を見直して」 #うにシリーズ by たぬき(たぬウィンストン/TanuWinston )

前編の続き

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◾️エッジの効いた人々

東京では、田舎では出会わないほどのすごい人も変な人…興味深い方混同している。突拍子もないアイディアに驚かされる起業家タイプ、学歴は全くないけど偉大な叩き上げタイプ、自分が良ければそれでいい自分の世界だけで生きれる一匹狼タイプ、雑誌から抜け出してきたようなキラキラ女子タイプ、志だけは大きいビッグマウスタイプなどなど、日々たくさんの人たちと人生の点を共有する。

田舎にいると、車移動だったのでドアトゥドア生活で誰にも会わずに過ごすことも可能だ。きっと渋谷の交差点を何往復かすれば、田舎での人生で出会う一生分の人数の顔を見ることもできるだろう。もちろん、ただの通過点なので数は多かろうが自分の人生に影響をもたらすような人と出会うことは滅多にない。

だから、東京での出会いなんて無駄だと思うかもしれないが、「数打ちゃ当たる」で自分のツボにはまる超希少的な人と出会うこともある。そうした出会いたい人と出会うためには、そういう人が集まるところに行けばいい。大学進学や就職企業なんかもそういう視点で決めるのも面白いし、遊びにしてもちょっとクラブに繰り出せばパリピは五万といる。

良くも悪くも人との出会いを自分でコントロールできるのが東京にいることの魅力かもしれない。長いものにあえて若いうちに巻かれてみるのも悪くはない選択肢、東京。

◾️田舎者の集まり

東京のことをネガティブに表現する時、「東京だって田舎者の集まり」なんていったりする。東京に染まった(染まりたい)人の集まり。私だってそのひとり。自分のことも「所詮、お上りさんだから」と揶揄してみたりする。田舎者だから東京という都会を生活空間にできるように頑張る

ただ、東京は人が多すぎて田舎で悪目立ちする個性的なお一人様だってなんのそのである。どちらかというとマジョリティーひとりを楽しむ自由と、自立した孤独を感じずにはいられない。カフェで読書したり、仕事したりするのは逆に雑音を感じながら一人でいることでのやらざるおえない集中力を生む人混みにいる方が一人を感じることができるからかも知れない。一人でいるからみんな颯爽としている。

こんなにたくさん人はいるのに、誰も助けてくれないんじゃないかと不安に思う。しかし、東京の人は案外優しい。さすが「元」田舎者、ベビーカーと赤ちゃんを抱えながら階段を登ろうとするママさんを助ける人がいたり、道を聞くとGoogleマップで丁寧に教えてくれる人もいる。電車で寝過ごしたサラリーマンを起こしてくれる人だっているし、道端で具合悪そうにしゃがみこんでいると水を差し出してくれる人もいる。必要な時には手を差し伸べてくれる人が何かといるものだ。

田舎とは人口の分母が違うのだから割合は少ないのかもしれないが、きっとみんな東京での生きづらさを経験しているからこそ、昔の自分に重ねて、「やってもらって嬉しかったこと」「やってほしかったこと」を具現化してくれるのだと思う。

もちろん、優しい人ばかりでなく面倒臭い人も多い。そう、「触らぬ神に祟りなし」。東京には初っ端から馴れ馴れしい人(お節介な人)は少数派でみんなどこか一線を引いて東京に存在しているように感じる。下町の肝っ玉女将さんのようにみんなわかりやすく親切心は出さない。「能ある鷹は爪を隠す」なのか。

でも、それはしょうがないこと。できる限りのトラブルは自分自身で回避するべきだと心得ている。「人様に迷惑をかけてはいけない」のが古き良き日本の姿だ。ある意味、とっつきにくい風貌をした東京人は日本人らしい人種と言える。
エヴァンゲリオンで葛城ミサトが言っていた言葉を思い出す。

「日本人の心情は思いやりと察しよ」

きっと見ていないようで見てくれている、見ていても見ないふりをしてくれるのが東京に住む「粋な人々」なのだ。みんなバランスをとって生きている

不思議なもので人生は因果応報だと身に染みてきた   たぬき

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